COVID-19

新型コロナウイルス感染症流行時に、なぜ日帰り手術が勧められるのか?

質問者
「新型コロナウイルス感染症流行時に、なぜ日帰り手術が勧められるのでしょうか?」
ヘルニア外科医 松下
「ヘルニア外科医の私が、新型コロナウイルス感染症流行時の日帰り手術についてわかりやすく答えます。」

新型コロナウイルス感染症流行時に、なぜ日帰り手術が勧められるのか?

covid
感染のリスクを減らすには、人同士の接触を避けるのが最も効果的です。

入院するよりも日帰りで手術した方が、病院に滞在する時間が短くなり、流行時には感染のリスクが低くなります

低侵襲な処置・手術においては日帰り手術が推奨されており、不要な入院が避けられます

新型コロナウイルス感染症流行時における、日帰り手術の利点は?

  • 病院に滞在する時間が短かく、人との接触機会が少なく、感染のリスクが低い。
  • 日帰り手術に特化したクリニックには、体調の悪い人は来院しない。
  • 電話などを使った遠隔でのフォロー体制が整っている。
  • 感染症の対応に追われている病院の負担を軽減し、役割分担ができる。

新型コロナウイルス感染症流行時における、日帰り手術の欠点は?

  • 日本ではまだ日帰り手術が普及していないため、一部の地域に限られる。

新型コロナウイルス感染症とは?

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)とは、SARS-CoV-2というウイルスによって引き起こされる感染症で、2019年に発生し、世界中に流行が広がりました(パンデミック)。

症状は、発熱や咳、息苦しさなどで、重症化すると肺炎となり命に関わることもあります。

高齢者、基礎疾患のある人は重症化するリスクが高くなります。

新型コロナウイルス感染症流行時に、手術を受ける時の注意点は?

感染してから発症までの潜伏期間は最大14日間ですので、手術前は密になる外出を控えてください。

手術前の14日間に新型コロナウイルス感染症の患者に接触した場合は、必ず主治医に相談してください。

発熱、咳、息苦しさ、寒気、筋肉痛、頭痛、喉の痛み、味覚や嗅覚の異常などの体調の変化があった時は、必ず主治医に相談してください。

新型コロナウイルス感染症流行時に、手術は延期した方がいいか?

手術をどうするかは、病状に応じて手術の必要性と緊急性を考慮したうえで、その時点における地域の流行や医療状況によって判断することになります。

病状が悪化するリスクや他の治療法があるかどうかも重要なポイントです。

主治医とよく相談することが大切です。

医療供給体制がひっ迫している時は、手術延期を考慮する必要がありますが、安定している時は、適切な感染予防策をしたうえで、慎重に手術することが勧めらます。

手術前後(周術期)に新型コロナウイルス感染症に感染すると、重症化するリスクが通常より高くなると言われています。

新型コロナウイルス感染症流行時に、手術を延期する利点

  • 病院で感染するリスク、病院で他の人に感染を広げるリスクを軽減できる。
  • 周術期に新型コロナウイルス感染症に感染し、重症化するリスクを避けることができる。
  • 医療資源(人、医薬品、機器、病床)が不足している場合、必要なところに充てることができる。

新型コロナウイルス感染症流行時に、手術を延期する欠点

  • 延期している間に、病状が悪化するリスクがある。
  • 流行が更に広がり、長期化する可能性がある。
  • 流行が収束した時に、延期していた手術が重なると、なかなか手術が受けられない可能性がある。

» 「日本外科学会」による情報
» “American College of Surgeons”による情報(英語)

まとめ:新型コロナウイルス感染症流行時は、不要な入院を避けられる日帰り手術が勧められます。

・ 新型コロナウイルス感染症とは、SARS-CoV-2というウイルスによって引き起こされる感染症のことです。
・ 手術前14日間は密になる外出を控え、新型コロナウイルス感染症の患者に接触した場合や体調の変化があった時は、必ず主治医に相談してください。
・ 新型コロナウイルス感染症流行時の手術は、病状に応じて、地域の流行や医療状況を考慮して判断します。

 

ヘルニア外科医 松下
「新型コロナウイルス感染症流行時の手術については、病状・時期・地域によって最適な対応は異なりますので、主治医とよく相談しましょう。」

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