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虫垂炎(盲腸)は日帰り手術で治せます!

質問者
「虫垂炎(盲腸)は日帰り手術で治せますか?」
ヘルニア外科医 松下
「虫垂炎は日帰り手術で治せます!外科医の私が、虫垂炎の日帰りで手術について疑問に答えます。」

虫垂炎(盲腸)を薬で散らした後、放っておいて大丈夫ですか?

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虫垂炎を薬で散らすと、虫垂が残っているため、再発のリスク(治療後5年以内に約40%)腫瘍のリスク(約1%)があります。

次回再発した時に手術するのも選択肢ですが、いつ再発するかは予測できません。

若い人に多い病気ですので、試験などの大切なイベント、大切な仕事、海外渡航中などのタイミングで発症するリスクが問題となります。

腫瘍については、40歳以上ではリスクが高くなるので、大腸内視鏡検査とCT検査をお勧めします。

腫瘍の頻度は約1%と低いので、それほど心配する必要はありませんが、もし腫瘍であった場合は命に関わる可能性もあるので、注意が必要です。

虫垂炎(盲腸)は日帰り手術で治せますか?

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虫垂炎が一旦治まれば、腹腔鏡による待機的な日帰り手術で治せますので、埼玉外科クリニックにご相談ください。

日帰り手術とは、手術したその日に帰宅できる手術のことです。

日常生活を続けたまま手術を受けられることが大きなメリットで、費用対効果に優れていることもあり欧米では積極的に行われています。

日本で虫垂炎手術を受ける場合は3-7日入院するのが一般的で、平均在院日数は5.5日です。

しかし、患者さんのニーズ医療の効率化から、腹腔鏡を用いた日帰り手術の有用性が注目されています。

腹腔鏡手術傷が小さく、痛みが少なく、回復が早いため、日帰り手術の組み合わせは理想的です。

虫垂炎が治まった後、待機的に手術を予定して、日帰り手術を行うことができます。

炎症が治まると虫垂の腫れは軽くなり、手術は短時間で終わり、小さい傷で体の負担を少なく手術することができます。

痛みの強さは傷の数はあまり関係なく、傷の大きさが大きく関係してきます。

そのため、私は5mmの傷が3ヶ所と小さくすることで(通常臍の傷は12mmです)、痛みを少しでも減らし、体の負担が最小限なるように工夫しています。

虫垂炎の日帰り手術がわかりやすいマンガになりましたのでご覧ください。
» 「マンガでわかる 虫垂炎(盲腸)は日帰り手術で治る」

日帰り手術の利点は?

  • 入院する必要がなく、仕事などの日常生活をそのまま続けられる。
  • 電話などを使った遠隔でのフォロー体制が整っている。
  • 病院に滞在する時間が短かく、人との接触機会が少ない。
  • 入院分の費用がかからないので、費用が安くなる。

日帰り手術の欠点は?

  • 日本ではまだ日帰り手術が普及していないため、一部の地域に限られる。
  • 持病や病状によっては、安全性を確保するために入院が必要となる。
  • 医療保険の契約内容によっては、入院しないと給付金がもらえないことがある。
  • 医療費負担が軽い日本では、入院したとしても費用負担が軽い。

虫垂炎(盲腸)の手術時に、体に管を入れますか?

通常、麻酔する時に気管にチューブを挿入し、胃に胃管を入れ、膀胱に尿道カテーテルを入れます。

日帰り手術ではできる限り身体への侵襲を減らすため、それらの挿入を可能な限り行わないで手術をします。

そうすることで、術後の痛みや違和感が軽減されます。

虫垂炎(盲腸)の日帰り手術の手順は?

手術当日、来院してから帰宅までが3時間ぐらいです。

その具体的な手順を説明します。

  1. 外来に受診
  2. 手術当日の流れ
  3. 帰宅後

1. 外来に受診

診察で聞かれることは、いつ虫垂炎を発症しどんな治療をしたのか、治療中の病気やこれまでの手術歴、内服している薬の名前などです。

お薬手帳を持っている場合は持参しましょう。

診察後に、病状や治療方法について説明を受けます。

術前検査は採血、心電図、肺機能検査、CT検査などを必要に応じて行います。

日帰り手術では手術を受ける患者さん、家族の理解が大切です。

手術当日やその後の経過フォローについて、パンフレットを用いて説明を受けます。

2. 手術当日の流れ

手術30分前に来院し、手術の準備をします。

手術室に移動し、麻酔がかかってしまえば意識は全くありません。

手術が終わり麻酔が覚めたら、回復室に移動します。

手術が終わったら、水を飲んで歩いて部屋まで移動し、約1-2時間後に帰宅できます。

3. 帰宅後

日常生活に大きな制限はなく、シャワーや入浴ができます。当日、車の運転はできません。

溶ける糸で傷を縫うので、抜糸は不要です。

手術の翌日に電話で病状を確認し、疑問や困ったことがあれば相談します。

日帰りで虫垂炎(盲腸)の手術をするのが不安ですが、大丈夫ですか?

多くの一般病院では虫垂炎の日帰り手術は行っておらず、その仕組みもないので難しいです。

腹腔鏡による日帰り手術の経験が豊富な病院やクリニックで手術することを勧めます。

日帰り手術を安全に行うためには、手術だけでなく、術前・術後のフォローの仕組みが整っていることが大切です。

そうした仕組みが整っていれば、入院と同等の安全な手術が可能です。

新型コロナウイルス感染症流行時に、なぜ虫垂炎(盲腸)の日帰り手術が増えたのか?

感染のリスクを減らすには、人同士の接触を避けるのが最も効果的です。

入院するよりも日帰りで手術した方が、病院に滞在する時間が短くなり、流行時には感染のリスクが低くなります

低侵襲な処置・手術においては日帰り手術が推奨されており、不要な入院が避けられます

こうした理由で、日帰り手術が増加したと考えられます。

まとめ:虫垂炎(盲腸)が治まった後、虫垂炎は日帰り手術で治せます。

・ 抗菌薬で散らした場合は、再発と腫瘍のリスクが問題です。
・ 日帰り手術とは、手術したその日に帰宅する手術ことです。
・ 腹腔鏡手術は傷が小さく、痛みが少なく、回復が早いため、日帰り手術の組み合わせは理想的です。

 

ヘルニア外科医 松下
「虫垂炎治療の選択肢の一つとして、日帰り手術があります。病状や年齢、基礎疾患などによって、個々の治療方針は違ってきますので、主治医とよく相談することが大切です。」

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鼠径ヘルニア(脱腸)・虫垂炎(盲腸)の症状や治療に関するご相談は、埼玉外科クリニックまでお気軽にご連絡ください。
低侵襲にこだわった腹腔鏡による日帰り手術を行っています。

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>腹腔鏡による鼠径ヘルニア・盲腸の日帰り手術

腹腔鏡による鼠径ヘルニア・盲腸の日帰り手術

2022年9月1日、埼玉外科クリニックが大宮駅(埼玉県)に開院します。
腹腔鏡による鼠径ヘルニア・盲腸の日帰り手術を専門に行う外科クリニックです。
内視鏡外科技術認定医(ヘルニア)で院長の松下が執刀し、個別化した最適な低侵襲手術を提供します。

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