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外科医が実践するアウトプット読書術とは?

以前は、読書が何かの役に立つ実感がありませんでした

アウトプットを意識して読書するようになって、読書が変わったことを実感しました。
外科医の松下が、読書術についてお話しします。

外科医が実践するアウトプット読書術とは?

外科医の私が実践するアウトプット読書術とは、本を拾い読みして、アウトプットする読書方法です。

Webで情報検索するのと似た感覚で、必ず目的を持って読みます。
Webでは1つのサイトを隅々まで読まないのと同じで、本の全体を眺めながら、必要な情報をピックアップしていきます。
特に表紙、目次、太字やマーカー部分、図や表などは丁寧に読みます。

読書と同時にWebでの情報検索も併用し、YouTubeに本の解説があれば先に見ます。

同じテーマについてまとめて情報収集した方が効率的ですので、同じテーマの本を数冊読みます。
共通点がわかるだけでなく、各々の違いもわかり、理解が深まります。

アウトプットするためのツールとして本を利用

読書はインプットする行為ですが、逆にアウトプットを意識した方が得られるものが多いです。

インプットを意識すると、たくさん情報を得ようとして、マークだらけになったり、覚えておこうとして熟読しますが、数日すると結局は忘れてしまいます。
受動的な読書では、知識を蓄積しようとしますが、なかなか使えません。
知識の蓄積はハードディスクに保管しておくようなもので、しかも、そのハードディスクは毎日少しずつデータが消えてしまいます。
そのため、読んだ内容は忘れてもいいと、最初から割り切るようになりました。

アウトプットの方法は、誰かに話す、ブログに書く、実践するなど、どのような方法でも構いません。
ただし、本を読む前に決めておいて、目的意識を持って読むといいです。

アウトプットを意識すると、自分の頭で考えるようになります。
自分の知識として使えるようになり、アウトカムが変化し、役に立った実感を持てるようになります。
能動的な読書では、知識を拾い、それを自分自身の経験と掛け合わせて、自分を進化させることができます。
読んだことを元に、自分で考えることが重要で、脳をアップデートするようなものです。

つまり、受動的に読むのではなく、目的を持って能動的に読むということです。

自分の頭で考える大切さ:論理的思考力

私は本を読む時に、「キャッチボール」を意識しています。
球を取ったら、必ず投げ返します。

読むだけでなく、自分の経験と掛け合わせて自分の考えを意識しながら読むようにしています。
そうすることでアウトプットを意識した読み方ができるようになります。

このように自分の頭で考えることによって、本に書かれていることが、あたかも自分の経験・知識となり、自分の意見を述べることができるようになります。

現代は情報が溢れ、どんどん書き換えられてしまいます。情報をいくら集めても、きりがありません。そんな中で生きていくため、情報の蓄積は諦めました。
× Collect ⇒ Store
大切なのは、必要な時に必要な情報を探せる能力情報を元に論理的に考え判断する能力得られた情報や意見を人に伝える能力だと思います。
○ Search ⇒ Consider ⇒ Express

松下 公治

松下 公治

この記事は院長松下が執筆しました。鼠径ヘルニア・虫垂炎の【日帰り】腹腔鏡手術を専門に研究。外科専門医、消化器外科専門医・指導医、内視鏡外科技術認定医(ヘルニア)。

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