読書

私が実践する読書のコツ【おすすめの読書術とは?】

質問者
「本を読んでも、なかなか役に立った実感がありません。効果的な読書術はありませんか?」
外科医 松下
「私は国語が苦手で、私も読書が役に立つ実感を持てませんでした。そんな私がたどり着いた読書術について答えます。」

読書に関する私の悩みとは?

図書館
以前は、読書をしても役に立った実感がありませんでした。「国語は苦手だから仕方ない」、「いつか役に立つかもしれない」と思い、なんとなく読書していました。読んでも内容は忘れてしまうし、読書をする意味はよくわかりませんでした。

本屋に行くのは好きで、ついつい本を買ってしまいます。家に本が貯まってしまい、以前は本棚に囲まれて生活していました。本棚の高さが180cmぐらいあったので、地震が来たら本棚が倒れてきて、命の危険を感じてしまうほど状態でした。

しかし、たくさん読書をしていたかというと、そうでもありませんでした。本を読む時は赤ペンを持って、線を引きながら読んでいました。その場では読んだ気になれましたが、内容はほとんど忘れていました。読み返すこともほとんどありませんでした。

新しく変わった私の読書術

現在は高さ120cmの本棚が1つだけで、雑貨と本を置いています。

たくさんあった本はどこに行ってしまったかというと、必要なものはScanSnapで自炊してPDFとして残し(大変でした)、読み返すことがない本は破棄しました。電子化することで、いつでも必要な情報にアクセスできるようになっただけでなく、本棚が減って部屋が広くなりました。

本をPDF化する自炊方法

カッターを使って本を裁断できる厚さに分けます。本の裁断機はプラス PK-513LNを使っています。15mmの厚さまで一発でカットでき、約160枚を裁断できます。結構大きいので保管場所に注意が必要です。

そして、ScanSnapで読み取り、PDFに変換します。ScanSnapは様々なタイプがありますが、iX1400のコスパがいいです。

以前は「線を引いて、知識を蓄積する」読書術でしたが、現在は「拾い読みして、アウトプットする」読書術に変わりました。

Webで情報検索するのと似た感覚で、必ず目的を持って読みます。Webでは1つのサイトを隅々まで読まないのと同じで、本の全体を眺めながら、必要な情報をピックアップしていきます。特に表紙、目次、太字やマーカー部分、図や表などは丁寧に読みます。

読書と同時にWebも併用します。Googleで「本のタイトル 要約」で検索すると、本のまとめ記事を読めることがあります(flierなど)。また、関連したワードをGoogleで検索することで、情報を得ることができます。
» flier

最近では、YouTube(中田敦彦のYouTube大学サラタメさん学識サロンサムの本解説chなど)に本の解説がアップされていることもあります。漫画で読める本もあるので、導入に使うのも手です。その分野の基礎知識があると、格段に読みやすくなり、理解も深まります。
» 中田敦彦のYouTube大学
» サラタメさん
» 学識サロン
» サムの本解説ch

同じ分野について、まとめて情報収集した方が効率的です。似たテーマについて書かれている本を、数冊読みます。共通点がわかるだけでなく、各々の違いもわかり、理解が深まります。

インプットしない読書術〜アウトプットするためのツールとして活用〜

読書はインプットする行為ですが、逆にアウトプットを意識した方が得られるものが多いです。インプットを意識すると、たくさん情報を得ようとして、マークだらけになったり、覚えておこうとして熟読してしまいますが、数日すると結局は忘れてしまいます。だから、今では忘れてもいいと割り切っています

アウトプットを意識すると、この知識を利用して何をするか、考えられます。誰かとその話題について、話すだけでも良いと思います。そのことで、自分の知識として使えるようになり、アウトカムが変化します。アウトカムが変化すると、役に立った実感を持てるようになります。

つまり、受動的に読むのではなく、目的を持って能動的に読むということです。受動的に読むと、知識を蓄積するだけで、なかなか使えません。知識の蓄積はハードディスクに保管しておくようなものです。しかも、そのハードディスクは、毎日少しずつデータが消えていきます。

それに対して、能動的に読むと、知識を拾い、それを自分自身の経験と掛け合わせて、自分を進化させることができます。読んだことを元に、自分で考えることが重要です。脳をアップデートするようなものです。

現代は世の中の変化が速く、知識はすぐに古くなってしまいます。それでも基礎知識は不変で大切ですが、日常的に得られる情報は常に変化します。検索が容易になったことで、情報を得る方法を知っていれば、必要な時に最新情報を引き出せます。

本を読んで、自分がどのように考え、何が変わるか?

私は本を読むにあたって、この本を読んで、自分がどのように考え、何が変わるかを意識しながら読むようにしています。書かれていることを抜き出して、それに対して自分の意見を考え、何が変化するのか考える必要があります。そのことでアウトプットを意識した読み方ができるようになります。

私は箇条書きにすることが多いです。少なくとも1つは探すようにしていますが、何もない時は、さっさと読むのをやめて、次の本を読みます。

このように自分の頭で考えることによって、本に書かれていることが、あたかも自分の経験・知識となり、自分の意見を述べることができるようになります。

おすすめの媒体と端末は?

紙の本を捨てるのは気が引けるので、可能なものはKindleで読んでいます。Kindle Unlimited(月額980円で200万冊以上が読み放題)にも登録しているので、読みたい分野を5-10冊ぐらいまとめて拾い読みします。何冊読んでも定額なので、拾い読みの練習にも役立ちます。読みたい時にすぐ購入して読めるのが、何より気に入っています。
» Kindle Unlimited

私が読書に使っている端末はiPadです。机に座って読む時は、隣にmacを開いて、メモしたり、Googleで調べながら、本を読んでいます。

読書術が変わったことによる変化は?

  • 本棚が減り、部屋がスッキリした。命の危険がなくなった(笑)。
  • 残しておきたい知識はPDFにすることで、常に閲覧できるようになった。
  • 拾い読みすることで、1冊を読む時間が速くなった。
  • 同時に何冊も読むことで、多様な視点で物事を考えやすくなった。

実は、YouTubeや講演を聴く時にも、この読書術と同様の手法が使えます。例えば、講演会では何を質問しようか考えながら聞くのが良いです。

まとめ:知識を蓄積する読書術をやめて、アウトプットするためのツールとして本を活用しよう。

・ 本は拾い読みして、アウトプットすることを意識した読書術に変えてみよう。
・ 本は受動的ではなく能動的に読み、自分の頭で考えて、脳をアップデートしよう。

 

外科医 松下
「読書術は人それぞれですので、自分にあった方法でいいと思います。あくまで私の一例ですが、参考になれば嬉しいです。」